先日書いた「歯について」の補足として
全身麻酔のリスクについても書きたいと思います。

「犬の歯について(歯石)」
http://pkpk.doorblog.jp/archives/39442750.html

獣医ではないので簡単にしか書きませんが
全身麻酔のリスクとしては肝臓への負担などがありますが
最大のリスクは死んでしまうことです。
そしてこのリスクは高齢になるほど高くなります。

もちろん人間でも全身麻酔で亡くなる方はいらっしゃいます。
ただ犬の方が人間よりも死亡率は10倍くらい高くなるそうです。
だいたい1000頭に1頭という確率らしいです。
(全身麻酔による死亡率を調べるとアメリカかイギリスの数字ばかりで
何故か日本での数字がみつかりません。)

この数字って意外と高いですよね。
これが全身麻酔を勧めない人が多い理由のひとつでしょうね。
私の場合も愛犬は高齢になるので歯石取りの為だけに全身麻酔はしないと思います。

ただ全身麻酔について慎重になる分にはいいと思いますが
必要以上に怖がることもないと思います。

小さな病院でも年間100件以上の全身麻酔をしていて
(週2回だけの手術でも年間100件になります。)
開業以来一度も麻酔による死亡事故が起きていない動物病院は意外と多くあるのではないでしょうか。
そして注意しないといけないのは獣医さんは1度免許を取ったらずっと獣医さんです。
(返上や取り消しは除きますね)
勉強を継続しなくても、センスがなくてもずっと獣医さんです。
つまり獣医さんの知識や腕の差はとても大きいので、
経験が豊富で勉強している獣医さんなら死亡率は大きく変わると思います。

もし私の愛犬が全身麻酔をするなら手術件数が多い動物病院を選ぶと思います。
できれば獣医麻酔外科学会の会員になっている獣医さんがいいな。

全身麻酔は慎重に、でも愛犬の健康も大事なので
必要なら獣医さんとよく話して納得のしたうえで全身麻酔を受けましょう。

余談ですが今アメリカでは安全性の高い麻酔薬が普及しているそうなのですが
残念ながら日本では認可がおりていないそうです。