滞在中の年上のねこちゃん。
初日と違ってかなり穏やかになってきました。
2匹とも元気にしています。
わんちゃんもみんなご飯完食。
自由時間もみんな仲良くできています。

今回ケア中の保護犬がきました。
性格良し、可愛い、すぐにでも里親さん見つかりそうなわんちゃんです。
まずは行動のチェックです。
大きな問題行動はなさそうです。
他のわんちゃんともきちんと挨拶できます。
しいて言えば飛びついてくることくらいでしょうか。
取敢えずトレーニングしますが治らなくてもいいかな。
ただ注意するとすぐに辞めました。
頭も良さそうです。
行動面も合格です
精神面に多少不安定な面がみられましたが、問題のない範囲です。
気が弱い性格ですね。

ここで里親の注意点を。
わんちゃんは引き取られたら新しい生活を楽しみたいと思っています。
過去は引きずりません。
でも里親さんが「この子は悲しい過去があるのよ」という過去を引きずってマイナスの思考を持ってしまったら、そのマイナスのパワーはわんちゃんに伝わり気持ちが不安定な方向に向かってしまいます。
これがよく見かける「里親になったけど問題行動に悩まされる」原因のひとつです。
保護されたわんちゃんの問題行動は過去のせいにせず、まずは現在のわんちゃんとの接し方を見直す必要があります。

これと同様におとなしいわんちゃんを引き取る時には平常心で引き取って下さい。
おとなしいわんちゃんの場合は「これからどこに連れて行かれるんだろう」と不安になっています。
そこに「可哀想に」というマイナスのパワーはわんちゃんの不安心理を増幅させてしまいます。
おだやかに、平常心で引き取ります。
そして、車などに乗せたらおやつをあげてみて下さい。
あげ方はおやつは見せず、臭いを嗅がせ、それから与えて下さい。
犬は鼻を使うことで落ち着きを取り戻しやすくなります。
元気なわんちゃんなら普通に引き取るだけで大丈夫です。
ただし、里親さんがリーダーだと最初から認識してもらうことは大事なのでお忘れなく。

里親さんは保護されたわんちゃんに「新しい生活を楽しんでもらう」という気持ちで普通に育てましょう。
過去を振り返る必要はありません